オギノート

「オギノート」は、シンプルなモノ・コトを中心に、フリーのデザイナーである小木が買ったものや考えたことを発信するWebメディアです。 小木が日々取り組んでいるデザインについて、PCやその周辺ガジェットについて、最近読んだ面白い本について、小木が目指していきたいミニマルなファッションと暮らしについてなど、様々なジャンルの記事を独特の視点と語り口で綴っています。

一人暮らしの部屋をカフェ風に変える!”多灯照明”を使って落ち着いた印象に

 部屋を「カフェ風」にしたい!

みなさんは部屋にいる時間って長い方ですか?それとも、短い方ですか?
授業や仕事がないときにはずっと部屋にいる人もいるでしょうし、中には自分の部屋を寝室としてしか使っていない人もいるでしょう。
後者は、帰って来たら寝るだけで、それ以外は部屋にいない人ですね。
僕は結構部屋にいる時間が長いです。
授業やバイト、その他の活動予定がないときは、近場のカフェか部屋にいます。
僕のように部屋にいる時間が長い人は、多くの時間を過ごす部屋を素敵に変えたいものですよね。
こういった話をすると多くの方が、「カフェ風」な部屋にしたいと言います。
なぜカフェなのか?
おそらく、カフェという空間の居心地の良さを求めてのことでしょう。
素敵なカフェは時間がゆったりと流れるようで、居心地が良いですもんね。
中にはMacbookユーザーのみが入店を許された「スターバ◯クス」なる騒がしい店もありますが...。
彼らのエンターキーを快活にクリックする姿は、さながら、百人一首のようです。
さて、今回は「カフェ風」な部屋に近づくために、また、部屋にいる時間をより良くするために、「多灯照明」について考えてみましょう。

そもそも、多灯照明とは?

一般的な部屋というのは一軒家も含め、一室に対して照明は1つでしょう。
多くの場合、部屋の天井にシーリングライトが付いていて、その1つの光源のみで室内の明るさを保っていると思います。
これに対し、多灯照明は複数の光源を用いて部屋の明るさを保つことを言います。
イメージは以下の通りです。
↓ 一灯照明スタイル
4fc4667d386067658ec9c3768e1106c0_s ↓ 多灯照明スタイル
ba5fc36adb69c3607fc28bdf0a0e2d76_s
イラストで表すと以下のようになります。
  [gallery ids="794,795" type="rectangular"]
 左が一灯照明、右が多灯照明ですね。
図では、若干ベッドが物理法則を無視していますが、不問としましょう。
また、「間接照明」という言葉をよく聞くと思いますが、これは"光源または照明器具から放射された光のほとんど(90%以上)が天井や壁面を照らして、その反射光が床面や作業面を明るくする照明"のことを言います。

なぜ、多灯照明が良いのか?

光源1つで部屋の明るさを保とうとすると、室内の光勾配が均一になります。
つまり、部屋のどこにいても常に同じ明るさという状況になります。
一方、多灯照明では、それぞれの光源に近づくほど明るい状況になるため、部屋の中で明るさがまばらになります。
これを調整することによって部屋の中を、利用シーンごとに明るさを分けることができます。
例えば、作業スペースはある程度の光が必要ですが、リラックスするスペースはあまり光が当たらない方が良いですよね。
このように一つの部屋の中のスペースを用途によって分けることができるのが多灯照明のメリットですね。
その時によってそれぞれの照明のON・OFFを切り替えれば、部屋の雰囲気を変えることもできます。

さあ、実践してみよう!

僕のデスク回りにフロアライトと小型のライトを設置して、一灯照明の場合と多灯照明の場合の印象を比較してみました。

↓ 一灯照明(シーリングライト

IMG_6247.JPG

↓ 多灯照明(フロアライト+卓上ライト)

IMG_6246

いかがでしょうか?

実は僕もMacbookユーザーだったということは、ここでは置いておきましょう。

シーリングライトが白色光であるのに対して、多灯照明のライトが電球色なのでだいぶ雰囲気が違いますが、明かりが分散することによる印象の違いは理解していただけたでしょうか?

ただ明るい室内というわけではなく、程よく暗くて隠れ家みたいな印象になりますね。

もちろん、多灯照明であっても一枚目と同じくらい明るくすることはできます。

僕は室内を隠れ家のような印象にしたいので、このような明かりを採用していますが、選ぶ照明によってその雰囲気はいくらでも変えることができます。

皆さんも、一人暮らしの部屋の照明について、考えてみてはいかがでしょうか?